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一般就労をする際に、自分の障害を打ち明けるべきかどうかについては前回、以下の記事でご紹介しました。

障害者の一般就労のメリット・平均賃金・隠してもばれない方法について

 

そこで今回、「実際に面接で自分の障害について話した結果、どういった反応が返ってきたか」についてアンケートを取ってみました。


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自分の障害を面接では話した時の、相手の反応

【椎間板ヘルニア、頚椎ヘルニア、膝関節症】

仕事に支障がないなら大丈夫ですよ、シフトがあるので休まれると困ります。ひどい時や病院などの時は前日までにお知らせ下さいとの事でした。
私と同じ方向を向いていただけるのでしたら採用という事でお願いします、と言われました。
とてもよい会社で雰囲気もよく、働きやすいです。
従業員の年齢が高いので障害がある方が多く守りあいながら働いています。

【側頭葉てんかん】

2人の面接官の方に持病のことを打ち明け、最初に「具体的にどういった症状がありますか?」、「現在は体調は大丈夫ですか?」、などと体を気遣ってくれる言葉をかけてくれました。
最後に、「機械などを操作することがありますが、今までにそういった作業で怪我したことはありませんか?」、「入社することになったら診断書が必要になってきますが、問題ありませんか?」と聞かれました。

【強迫性障害とパニック障害、うつ病】

強迫性障害は特に業務に関わってくるので、まず精神的に障害を持っている人でも雇ってもらえるのかを面接官に聞きました。
そしたら、もちろんと返ってきたので、正直に私は自分がミスしてないか自信がなくて不安になり、何度も確認してしまう強迫性障害があることを伝えました。
そうすると、何度も確認することは大事なことだから普通だよと答えてくれる面接官もいれば、執拗にずっと障害のことについて聞いてくる面接官もいました。

【統合失調症という精神の障害を持っています。】

自らの障害を打ち明けた時にまず仕事内容に関してどのように配慮をした方が良いのか、これは苦手だ、とか出来ないことはあるかと言われ、就労時間を短めにして貰らいたいのと毎月の通院日としてのお休みを1回入れて欲しいと頼みました。
次に最近の調子はどうですかと聞かれ、妄想が顕著に出ていた頃と比べ比較的に穏やかな状態ですと答えました。

【発達障害グレーゾーンで副次障害として精神障害(解離、鬱、身体表現性障害)があり、心因性か盲腸の手術の後遺症かとも云われていますが過敏性腸症候群に近年なり、トランスジェンダーです】

発達とトランスのことはなるべく言わず、精神障害と過敏性腸症候群のことは云いました、が、やはり服薬や心身の不安定による仕事への時間的支障といった物理的というか、形式的な質問はされました、あと服薬による副作用や障碍のせいで、精神的におかしいことをするのではないかと危惧している様な、やや偏見めいた事はいわれました。

【統合失調症・不眠症】

まず、仕事が普通どおりやれるかどうかを聞かれました。
いくら障害を持っていたとしても、やれる人はやれるそうです。
自分では時間を短くすれば大丈夫だと思ったので、面接のときに1日4時間だったら働けますと答えました。
コンビ二のアルバイトなので、採用されました。
ただし仕事の量が多かったので、その辺は、フォローしてくれました。
やはりポイントは、仕事が普通の人と同じように、やれるかどうかです。
一応、2年くらい勤めました。今は、支援センターで働いています。

【潰瘍性大腸炎】

表には出ない難病ですので、どこも悪そうにないなどといった冗談めいた話はありました。
ただ、病状を説明すると、どうすれば働きやすいのか、どうすれば病院に通えるのかなどの建設的な議論ができたので、苦痛な印象はありませんでした。
興味本位で「どのような病気なのか」、「どうしてそんな病気になったのか」は質問されました。
嫌ではなかったですが、「どうしてそんな病気になったのか」という質問がうまくかわせるような話術があればよかったなと思っています。

【広汎性発達障害 高次脳機能障害】

うちの職場は毎日ルーティーンで仕事があるわけではなく、仕事内容に変化がありますが、変化に対応できますか?といったことを聞かれました。
あと、障害者がメインで働く部署のため、知的障がいで声の大きい人なども働いていますが、突然話しかけられたり大きな声などを聞いても落ち着いて仕事ができますか?といったことを聞かれました。

【不安障害、睡眠障害】

不安障害については一体何について不安なのか、どうやって不安な気持ちを抑えるのか、何が原因で不安になるのかを詳しく聞かれた、睡眠障害については具体的にどんな状態になるのか、寝れるのか寝れないのか、起きれるのか起きれないのか、他にどんな症状が体に現れるかを聞かれ、二つの障害に対してどんな薬をどれくらいの頻度で服用し、通院にどれくらいお金がかかるか聞かれた。

【精神障害2級(自閉症スペクトラム)を持っております。】

・まず必ずと言っていいほど聞かれるのが、どういう症状であるかを聞かれることが多いです。
一見健常者と見分けがつかず、仕事が普通の人と同じにできるのではないか?と言われました。
後は、会社に対して配慮して欲しい事もほぼ必ず聞かれます。
自分でパソコンに障害について不便に感じた事や気付いた点については、、記載しておくことをお勧めします。

【不妊】

不妊治療はどのくらい期間がかかる予定ですか?どのくらいの頻度で病院にいきますか??
分からないです。。。としか答えようがなく面接した事を後悔しました。
不妊治療はみんなが声をあげにくい事なので、認知もあまりされておらず肩身が狭い世の中です。
面接官の気持ちもわかるし、実際働いたら迷惑をかけてしまうかもしれないと思い面接時に伝えたのですがショックを受けて帰ってきました。

【精髄小脳変性症です。】

脊髄小脳変性症について、どういった症状があるのかを聞かれ答えました。
答えた後、面接官がどこまで出来るのか、どの様にしてフォローしたらいいのか。どの様な仕事が出来るのかを聞かれました。
後日、結果は不採用でした。何がいけなかったのか良く分からずにいました。
障害を持っている方々は、仕事を探す上で凄く不利に感じます。

【パニック障害】

・一番辛かったときはどのように乗り切りましたか
・現在パニック発作が出ることはありますか
・薬は何を飲んでいますか
・業務上、好きな時間に休憩できないことがありますが問題は無いですか
・時期によっては連勤がありますがその覚悟は持っていますか
・こちらで準備しておくこと(既存社員への説明や制度の確認)はありますか

【精神障害 双極性障害】

面接の時は何の障害がありますがと言われて精神障害がありますと言ったらちょっと嫌な顔をされてこっちは仕事の中心で考えているのに面接官は障害があるか無いかで判断するのはどうなのかなあとは思います。
はっきり言ってクローズで仕事をすることに対して抵抗はないんですが問題は通院する事に対して日曜しか休みが無くてフルタイムで働いていたとしたら通院がネックになって仕事がしたくてもなかなか自分が行きたい仕事に就けないのではないかと思っています。
面接官はジョブコーチシステムを導入する事を期待しています。

【双極性障害(後に自律神経失調症を発症)】

ハローワークの紹介で前職とほぼ同じ業種を受けました。
しかし、精神疾患があるという旨があると伝えると、先方の顔色が一変。
「なぜ障がい者枠の会社ではなくうちに応募したのか(職歴があるからなんですが)」、「うちでは障がい者は要らない」、「(精神)障がい者は問題行動やミスを起こすことが多いから受け入れるには会社全体がピリピリしている(過去にいた人が色々やらかした過去があったようです)」と言われました。
あからさまな偏見です。その人はその人私は私なのに。
それでも働かせて欲しいと懇願しましたが結果は不合格でした。とても悔しかったです。

【適応障害 うつ病】

目に見えない病気であるため、面接官の人もどういう症状が出るのか知りたいようでした。
今の状態や病気の症状について聞かれました。
また、どういう場面や状況で、どういう症状が出やすいのかという点については詳しく聞かれました。
最後に、症状が出たときの対処法やかかりつけの病院などの情報を確認されました。
そして、周りの人間がどのように対応すれば良いかというのも同時に聞かれました。

【広汎性発達障害】

面接者が「障害についてよくわからない」ので、「その障害はどういうものか」という説明を求められました。
その後に「仕事に支障があるか、ないのか」「支障が出るとしたらどのような業務か」を聞かれました。
具体的な例を挙げていきましたが、「なぜそのような支障が出るんだ」と聞かれてしまい、また障害の説明に戻ることを繰り返しました。

【クローン病】

 高校のバイトでコンビニの面接を受けました。
 「週に何回位入れるか。」などの普通の質問をされました。特に、病気に関することはあまり聞かれなかったです。
 「何曜日は都合が悪いか。」などは聞かれました。シフトに入りやすい日と、入りにくい日を聞かれたので、休みたい日を伝えるときの申し訳なさが軽くなりました。 

【クローン病】

 看護学校の面接のときに、「病気を持っているが体が付いていけるか?」と聞かれました。
 看護師は体が資本であるので、今の健康状態や、体調管理を毎日怠らないように普段から気を付けていることはなにか、具体的に聞かれました。
 「病気を持っているからこそ、寄り添える看護を学びたい。」と答えると、感触がよかったです。

【自律神経失調症およびうつ状態】

(1)現在は服薬または通院をしていないか
(2)服薬・通院していない期間はいつからどれくらいか
(3)日常生活に支障は生じていないか
の主に3点を尋ねられた。
障害があることは書類審査の段階で既に明らかであったので、それが日常生活にどれだけ支障があるか(またはないか)を確認したい意図であったものと思われる。

【先天性の聴力障害】

どの程度音が聞こえるか聞かれました。
私の場合は少し聞こえずらいのみで、日常会話は受け答えに意識を向けていたら理解できるのでその事を応えると、電話対応はできるかどうか聞かれました。
あとは、聴力障害に伴って、なにか会社側に配慮して欲しいことや伝えておきたいことがあるかどうかも聞かれました。
全体的に肯定的で嬉しかったです。

【平衡機能障害】

平衡機能障害という言葉を聞いたことがなかったようで平衡機能障害とはどういった症状が現れるのか聞かれました。
私は平衡機能障害5級であり5級程度の人は目を開いた状態であれば歩行が可能ですが、何もなくても時々つまずいたり転倒する場合があることを伝えました。
会社としてなにか補助や支援が必要な障害かとも聞かれました。
また、座り作業であれば問題ないかとも聞かれました。

【1型糖尿病】

1型糖尿病とはどういう病気なのか。どういう治療をしているのか。発症したのは何歳の時か。仕事をする上で周囲の人間が気をつけた方が良い点は何か。通院や体調などについて職場側が配慮した方が良い点はあるのか。健康な人と同じように普通に仕事はできるのか。通院先はどこか。月何日通院しなければいけないのか。病気が理由で突然仕事を休むことはあるか。

【精神障がい】

面接で一番重要視されるのは、「雇用主が配慮すべき点」に尽きると思います。
これは法律上の安全配慮義務等から、ほぼ100%聞かれますし、オープンで受験の際には、事前の書類で記載を求められると思います。(何かあった時の雇用主側の証左とするため)
加えて、精神の場合は、体調不良になった時、周囲が察知する手段として「どういう状況になりますか?」等が聞かれると思います。
更に、障がいの種類にも寄りますが、「どんな仕事ができますか?どんな仕事が向いていますか?」という、仕事の適性を判断する質問も良く聞かれます。
就労意思の強さに関係する質問、例えば「今やっていることはありますか?」も聞かれることがあると思います。

【左耳が聞こえない】

片耳しか聞こえないので、まず生活面で困っているを柔らかく聞かれました。
テレビの音は普通の人に比べて大きくするか、学生の時に授業の時は先生の声が聞こえにくかったかなど聞かれました。
工場系の会社だったため、音がうるさいぶん他の人よりはその辺楽に感じるかもしれないが逆に音が聴こえないので危険がないように常に集中力を切らさずにできますか?と聞かれました。
その際は自信を持って大丈夫ですと答えました。

【パニック障害】

私はアパレル面接の時に打ち明けました。
面接官は女性の方で、『弊社はご存知の通り、全国に展開しているアパレルショップです。他県にまで行く事はほぼありませんが、近隣のショップへはヘルプで行ってもらう事があります。電車には乗れますか?』と、聞かれました。
私は『各駅停車で30分以内なら大丈夫です。』と、答えました。
後日、合否のハガキが届きましたが、不合格でした。
ヘルプがあると思っていたから打ち明けた部分もあるので、仕方ないと思っています。

【気分性拒食型摂食障害】

摂食障害について、どのような症状がありますか?
食事の介助や食育の仕事もありますが、出来そうですか?
今現在、病状は落ち着いていますか?
食べられないとの事ですが、お昼ご飯などに代わるものがありますか?
服薬はありますか?
病院の先生にはどう言われていますか?
の6個について聞かれました。答えに詰まる事もありましたが正直に答えました。

 

今回のアンケートでは、

  • 障害のことを理解しようとしてくれている人:6割
  • 障害について知りたくて、少し無神経な質問をしてくる人:3割
  • 本当に障害に偏見があって、意地悪な質問をしてくる人:1割

こうなりました。

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