障害者の仕事の悩みTOP10。いじめ、パワハラ、そして…

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障害をお持ちの方から寄せられる悩みに多いのが、「仕事をするのが辛い、辞めたい…」というもの。
でもこれは障害が原因というよりは、人間関係が原因の方が多いんです。

ということでこの記事では、障害者の方が働くうえで多い悩みについてご紹介します。
最後には「障害者の方がなるべく気持ちよく働ける職場の見つけかた」についてもご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。


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1.外見で障害者とわかってくれず、仕事でパワハラを受ける


統合失調症のWさん。
障害者枠でホテルの客室清掃の仕事をしていますが悩みがあります。

1日のノルマは、健常者が13室に対して10室と、最初は配慮してくれていました。
しかし1カ月後「全然大丈夫そうだから、他の人と同じ13室にするから」と突然言い渡されました。

 

Wさんは疲れやすいので11室がギリギリでやっていたのに13室はこなせません。
精神障害者にとっては仕事がきついのです。

「なんで13室できないんだ、手を抜いているのか」と叱責を受けるようになりました。
それでもどうしてもできません。

プレッシャーで病気が悪化し、退職まで追い込まれてしまいました。


このように、障害を障害と認めない人がいるパターンです。
障害はどうしようもないことなのに、努力とかやる気とかで考えられてしまうのです。

2.仕事が覚えられない


知的障害者のYさん。
パンの製造の仕事をしていますが、仕事がなかなか覚えられません。

どれくらい生地をこねて、何分寝かせて、どれくらい焼くとか、メモにはとってあるのですか、そのとおりできないのです。
一種類のパンだけを作っているわけではなく、他のパンを作っている間に、最初作っていたパンを忘れてしまいます。

 

「どうして覚えられないのか」と言われますが、自分でも分からないので悲しくなります。
誰かに相談しようにも、会社には相談相手がいないので、仕事がつらくて仕方がないです。

せっかく障害者枠で仕事に就きましたが、辞めたいと思っています。


この方は、自分で自分を責めてしまっているパターンですが、こちらもよくあります。
他の人は普通に出来ているのに、どうして自分にはできないんだろう…と思ってしまっているんですね。

3.せっかく就職したのに、障害者と理由で仕事中にいじめをうける


双極性障害者のKさんの場合は、仕事で周りの人からの心無い言葉や対応のいじめに心を痛めています。
仕事の必要上で話しかけても「頭のおかしい人に声を掛けられたくない」と露骨に嫌がられます。

「精神障害者=頭がおかしい」と、差別されているのです。
仕事をしていて辛いですが、やっと見つけた障害者枠で就職した花束の仕分けの仕事を、いじめで失いたくありません。

黙ってがまんするしかない日々に強いストレスを感じています。



障害者に対するいじめは、大小問わず多いです。
普段からブツブツと嫌味を言われたり、無視されたり、ある時フッととてもひどい言葉を言われたり…色々な体験談を聞きます。

4.朝起きられない、朝がつらい


うつ病のEさんの例です。
仕事が嫌いなわけではありません。

PCの入力作業は単純ですが、ストレスがかからず、自分には合っていると思っています。
なのに、毎朝、起きるのがつらくて仕方がないのです。

 

理由はわかりません。病気のせいとしか思えません。
月に何回かは休んでしまいます。休んだ日は罪悪感にさいなまれて、気分が悪くなります。

職場の上司が「無理はしなくていいですから」と言ってくれるのですが、その優しさが逆に辛いです。
朝起きるだけなのに、なんでできないのか・・・。


うつ病や起立性調節障害をはじめ、朝弱い障害の方は多いです。
一日二日だとまだしも、毎日これが続くと辛いですよね。

ただし、この体験談のEさんの会社は理解があるようですので、自分を責めずに朝の無理はしないほうが良いと思います。
会社によっては、午後出勤など融通の利くところもありますよ。

5.うまく会話ができない、コミュニケーションがうまくとれない


アスペルガー症候群のOさん。
鮮魚店に勤めています。障害をオープンにして働いていて、周りも理解してくれているのですが、冗談が分からずにつらい思いをしています。

この前も雨の日にお寿司を何個つくりますか、と店長に聞いたら「500個」と言われました。
普段は100個くらいしか売れないのに500個も売れるわけない。

 

でも言われたので、在庫にある魚を出来るだけ使って400個以上のお寿司を作りました。
すると店長に「冗談で言ったのに・・・」と馬鹿にした顔をされました。

わけがわからずパニックになって、ものを投げつけて家に帰ってしまいました。
すごく後悔して、次の日に謝りましたが、そんなことが度々起きて辛いです。


こちらも障害に理解がない会社で起こることです。
こういう場合はエージェントを通して就職活動すると、事前にエージェントから私たちの障害についての説明があるので、こういったことを減らすこともできます。

6.仕事の戦力として扱ってもらえない


大手銀行で働くSさん。
腎臓に障害をもっています。PCでの入力作業が主な仕事ですが、「この仕事は意味があるのだろうか」という仕事が多くてため息がでます。

例えば、PDFの表の数字をExcelの表に入力する仕事。
こんなのは、有料のプログラムを使えば自動的にあっという間にできます。

 

無理やり障害者用の仕事を作っている気がしてならないのです。
別に自分ががんばって仕事をしても仕事をしなくても、支店の仕事にほとんど影響がないのがわかって空しいです。


せっかく長く務めるなら、やりがいのある仕事をしたいと誰もが思うはず。
それなのに、障害に理解のない会社では、まるで「腫物さわらず」のように、責任のある仕事を任せてもらえないことがあります。

確かに障害によっては、できない仕事もあります。
でも全ての仕事ができないわけではありませんから、明らかに障害への理解が足りていないですね。

7.無視をしていると勘違いされる


聴覚障害を持っているAさん。
上司と身近な同僚は障害のことを理解していて、話しかけたときAさんが反応しなくても「ああ、聞こえなかったんだなあ」ともう一度ゆっくりと言ってくれます。

けれど、他部署の人はAさんの障害を知らないので「いつもAさんは無視する」と悪い評判を持たれています。
仕事の指示だったりすると「注意力が足りない」と叱られたりもします。

 

社内の全員に自分の障害に配慮して欲しいとは思いますが、せめて仕事で関係する人には配慮してもらわないと、「聞こえなかったらどうしよう」とビクビクして仕方がありません。


聴覚障害のことを職場が明らかに理解していないケースですが、意外とよくあります。

8.スケジュール管理ができない


知的障害者のHさん。
作業所でアクセサリーを作っています。

何種類かのアクセサリーを作っていて、それぞれ一日に何個作ればいいか決まっているのですが、思うようにできません。
一種類に時間がかかりすぎてできないときがあったり、早く終わりすぎて、目標の数をこなせなかったり。

時計を見ながら仕事をしているのですが、時間と仕事がうまく合わなくて、いつも落ち込んでいます。


9.子どもみたいに扱われる


双極性障害のFさん。
大手製造業の総務部でデータ入力をしています。

周りの人はいい人なのですが、「Fさん、よく出来たね、えらいねー」とか「Fさんここは間違えたね、次は気をつけようねー」と、まるで幼稚園児を扱うかのような言葉使いで話されます。

自分は発症する前は営業でバリバリやっていたんだ!と言い返したくなりますが、雇ってもらっている以上、そんなことは言えません。
知的障害者を差別するつもりはないですが、知的障害者と同じように扱われているのがつらいです。


障害に理解のない方の中には、障害にも色々な種類があることを知らないこともあります。
そういった場合、残念ながら障害者=何もできないと勘違いしている場合が多いです。

10.障害への対応を勘違いされる


感音障害のOさん。
補聴器をつけているのですが、極端に大きな声で話しかけられると逆に聞き取りにくいのです。

なので、普通の声の大きさでゆっくり話してもらうようお願いしているのですが、「難聴なら大声」という誤った対応で困っています。
聞き取れなければ聞き取れないほど、相手が余計大声を出すのでコミュケーションが取れなくなってしまいます。

障害を理解してほしいです。


こちらも、障害について理解がないケースですね。

障害者の方が、働きやすい、悩み・いじめのない職場を見つける方法

それでは最後に、少しでも障害を理解してくれる会社を見つける方法についてご紹介しいます。
それには、4つのポイントがあります。

その1.障害者枠で就職すること

障害者の方が障害者枠で就職する、つまりオープンで就職する事に抵抗がある方も多いですが、オープンな分、こういった障害への理解がない差別は少なくなります。
何より障害を隠して仕事をするのは、本人にとっても辛いことが多いと思います。

もしオープンで就職する勇気が出れば、オープンで就職してみてください。
ただしこれだけで障害者の方の仕事の悩みがなくなるわけではありません。

その2.障害者ばかりの職場に就職しない

実は障害者ばかりの作業所などは、一般企業より差別が多かったりします。
身体障害者の方が知的障害の方を「五体満足なんだから働ける」と言ったり、逆に身体障碍者の方を「知能は普通なんだから、普通に働けるはずだ」と言ったり…。

障害者の方だらけの職場は、より閉鎖的で「障害の品定め」が多いです。
なので、実は一般企業に就職したほうが、障害への理解はあります。

その3.ハローワーク求人に応募しない

実はハローワーク求人の9割は、単なる助成金目当てです。
なのでもとより障害への理解などあるはずもなく、「就職してみると話が違う!」ということが本当に多いです。

中には出来るだけ早く辞めてもらったほうが都合がいいと思っている企業もあるので、ハローワークを利用する際は、慎重に企業を分析しないといけません。

その4.障害者専用の転職エージェントを使う

実は、障害者専用の転職エージェントがあります。
そしてこのサービス、障害者の方は無料で使えます。

ではどうしてエージェントが障害者の差別防止につながるのかというと、

  • エージェントが抱えてる求人は、「お金を払ってまで障害者を雇用したい」と考えている企業なので、障害に理解がある場合が多い
  • エージェントを通じて、事前に各々の障害について説明してもらえる
  • 就職した後もサポートしてくれるので、もし問題があれば間に入ってくれたり、また別の求人を紹介してくれる

しかも全て無料で!という特徴があります。

 

どうして無料なのかというと、エージェントは企業からお金をもらっているからです。
なので、どうせなら使っておいた方が得だと思います^^

障害者向けの支援サービスについて、以下の記事でもう少し詳しくお話ししています。
今仕事で悩んでいる、働いてないけど働きやすい職場が良いと思う方は、以下の記事を読んでみてください。

障害者の就職・転職はエージェントを使うと、幸せな職場が見つかる理由

    

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  • 求人の3つに1つが正社員、残りの半分も正社員登用アリ
  • 精神障害者が半分、残りの半分が身体障害者と知的障害者
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という特徴があります。

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障害者の就職・転職エージェント15個を比較!

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詳しくは以下の記事をお読みください。

障害者の就職・転職エージェント15個を比較した記事を見にいく⇒