この記事では、障害者の方向けに
- 今の仕事を円満に辞める方法
- 内定をもらいやすい、履歴書の書き方
についてご紹介しますね。
それではまず、今のお仕事を円満に辞める方法からご紹介します。
気まずくならない退職理由の伝え方は?
まず、初めに壁になるのが退職を伝える時ではないでしょうか。
退職理由も何といって伝えれば角が立たないか考えてしまいますよね。
円満に退職するためのポイントは3つです。
退職を決めたら早めに伝える
よっぽどのことがない限り、遅くても1か月前には申し出ることをおすすめします。
急な退職は十分な引継ぎもできず、周りに迷惑がかかってしまうからです。
退職までの期間が短い場合、有給消化しながら引継ぎをするのでタイトになり引継ぎする方も引継ぎを受ける方もしんどい思いをしてしまいます。
引継ぎなどの準備を徐々にしておく
退職を早めに伝えることと関連してきますが、退職を考えた時点で引継ぎの準備を少しずつしておきましょう。
それぞれに日々の業務をこなしながら引継ぎの時間を確保するので、すべての業務を十分に引継ぎできるとは限りません。
これを見れば業務について分かる!といった資料などを作成できるのであれば作成しておきましょう。
理由は必要なことだけ濁さず伝える
障害がネックになり業務をこなせない、体調が悪化してしまった、人間関係がつらかった、新しいチャレンジをしてみたいなど様々な退職理由があると思います。
ただ大事なのは、濁してしまうことで引き留められて退職しにくくなるかもしれません。
または、本当は退職したくないけれど障害がネックになって退職を決断していた場合は、会社側から「このように配慮してみるので続けてみませんか?」と打診されたという人もいます。
障害が理由になっている場合は言いにくくて濁してしまう人も多いですが、正直に伝えてみることをおすすめします。
なお仕事を辞めたいと言っているのに辞めさせてくれない場合は、「退職代行サービス」というものを使う方法もあります。
会社の人と一切話さず即日退職も出来るので、興味があれば使ってみてください。
履歴書を書いてみよう
気になる企業を見つけたら応募の準備です。
障害者の就職活動や転職活動は不利だと思われがちですが、障害者枠・一般枠どちらからも応募ができるので実は選択範囲が広いんです。
ここでは履歴書の書き方をお伝えします。
履歴書は手書きでもOK
履歴書は特に指定がなければ、手書きでもパソコンで作成しても大丈夫です。
職歴や自己PRなどあなたのことが分かる情報をどれだけ履歴書に分かりやすく記載しているかがポイントになります。
履歴書や職務経歴書の「退職理由」の書き方は?
障害が理由で退職する場合、履歴書に何て書いたらいいのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、履歴書に退職理由を詳しく記載する必要はありません。
履歴書にはすでに退職している場合は【一身上の都合で退職】、まだ退職していない場合は【○○年○○月に退職予定】と記載しましょう。
履歴書や職務経歴書の「志望動機」の書き方は?
次にぶつかる壁が志望動機です。
確かに、「この会社なら自分の障害と付き合いながらはたらくことができそう」「この会社で○○してみたい!」など漠然と思っていても、実際に言葉にするのはむずかしいですよね。
でも実は、志望動機の組み立て方を覚えれば一番簡単な項目になります。
簡単に志望動機を組み立てるコツをお伝えしますね。
それはズバリ、
- この会社に興味を持ったきっかけ(ホームページや製品など)
- 会社と共感すること(会社のホームページには、たいていの場合「○○を目指しています」などビジョンが書かれていることが多いです)
- これまでの自分の経験との関連性(例えば「昔から○○が得意だった」「前職では○○をしていた」「性格的に○○は苦じゃない」など)
- この会社でやってみたいこと
を書き出してみることです。
例えば…
<例文>
私は○○をきっかけに(会社の業務内容)の業界に興味をもっております。
御社のホームページを拝見して(共感したこと)が魅力的だと感じました。
私は前職で○○に携わっており、その中で培った(今までの経験)を○○の業務で活かしたいと考えています。
そして、(挑戦したい事)をしてみたいと感じ、志望いたしました。
などです。
志望動機に苦手意識を持ってる人も多いですが、難しく考えず素直に感じたことを伝えることが大切です。
とはいえ、応募する会社についての企業知識や企業理解が乏しいとマイナスイメージになってしまうので、最低限の下調べはしておきましょう。
就職や転職の際、人事担当者が一番見るのが志望動機になります。
どこの会社にも当てはまるような志望動機を書いている履歴書と、会社のサービスや業務内容について触れた志望動機が書いてある履歴書なら、後者の履歴書の方が魅力的ですよね。
作りこむ必要はないので、何故自分がその会社で働きたいと思ったかを書くことが大切です。
履歴書に、仕事をしていない空白期間はどうするればいい?
退職してから何もしていない空白の期間があるとき、履歴書や職務経歴書にはどのように記載したら良いでしょうか。
障害が理由で期間があいていると余計に気になりますよね。
しかし、履歴書や職務経歴書にに空白の期間があるからといって就職や転職が不利になるわけではありません。
ここでは前向きな理由が添えられているかいないかがポイントになります。
例えば
- 体調不良で退職しましたが、この期間は体調を整えることに専念していました。現在は体調も戻り、月に1度だけ通院をしています。
- 前回は○○か月で退職をしたので、勤める会社は長く働きたいので慎重に就職活動を行っていました。
- 希望する○○の業務には○○の資格を取得すると即戦力になれると思ったので就職活動を行いながら資格取得のために勉強もしていました。
など前向きな理由を添えると、履歴書や職務経歴書に空白の期間があっても好印象に感じられます。
履歴書の本人希望欄に、障害について配慮してほしいことは書くべき?
履歴書に本人希望欄という項目があります。
ここは障害について配慮してほしいことをかく場所なんですが…配慮といっても何から伝えていいのかわからない方も多いかと思います。
今まで仕事をしていて不便に感じたことや困ったことはありませんか?
あなたが不便に感じたことを前もって伝えておくと、相手も受け入れる準備がしやすくなります。
例えば、障害の関係で
- 自分一人で出来ること、誰かに手伝ってもらえば出来ることや
- 通院のタイミング
- 休憩のタイミング
に希望があればそちらを書くといいです。
またこちらは実現が難しいですが、社内環境や設備に関すること(バリアフリーの設備など)について書く場所でもありますよ。
持っている障害別の必要な配慮(例)
もう少し詳しく本人希望欄の部分を書きやすくなるように、障害別で「よくある本人希望欄の内容」をまとめてみました。
- 精障障害…通院の有無、ストレスに感じること
- 知的障害…担当できる業務、障害の程度
- 発達障害…休憩のタイミング、ストレスに感じること
- 身体障害…担当できる業務、社内環境(バリアフリーなど)、通院の有無
上記はほんの一例になりますが、書き方に迷った時の参考にしてみてください。
新しい職場で退職理由はどのように説明すればいい?
面接や、実際に勤務し始めてからも退職理由を聞かれる機会は多いかと思います。
この時にどのような伝え方をするかで印象も変わってきます。
ネガティブな言い回しはしない
退職の理由は、ネガティブな内容だとしても前向きに伝えることが大切です。
なので、職場環境や人間関係が理由で退職したとしても、ネガティブな表現は避けましょう。
具体的には、「○○に興味をもち、新しい環境でチャレンジしてステップアップしたいと思い退職を決めました」など志望動機に繋がる伝え方をすると好印象です。
障害に関することが理由で退職した場合、正直に伝えてしまうと不利になってしまうのではないかと心配になりますよね。
でも、しっかりと伝えることで会社側もどのように配慮すれば快適に働けるかな考えてくれるきっかけになります。
とくに「障害者専用の求人」を出している会社の場合、応募される方も障害が原因で前職を退職された方が多いので、慣れているので大丈夫ですよ!
「前職は障害が原因でやむなく転職しましたが、貴社の業務は私の障害と相性が良いため、ずっと続けたいと思っております」と前向きにアピールすれば大丈夫です。
■まとめ:無料で履歴書を添削します!
いかがでしたか?
今回は退職の伝え方から、転職活動のときに伝えるべき内容のポイントをお伝えしました。
障害者の就職、転職は難しい…と思っているあなた!
決してそんなことはありません。
障害の内容や配慮してもらいたい部分など伝えにくいデリケートな部分ではありますが、勇気を出して伝えることが大切です。
人生の3分の1もの時間を仕事に費やします。
そう考えると少しでも快適な環境でやりがいのある仕事をしたいと思いませんか?
就職、転職活動は焦らずに時間にゆとりを持って行いましょう。
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