就職で最も大事なのは、なんといっても面接です!
でも実際、障害者枠での転職・就職活動が、どのような感じで進んでいくのかご存知ない方も多いと思います。
また各面接ではどんな受け答えをしたらいいのか、どうして面接で落ちてしまうのかなどの悩みもありますよね。
ということでこの記事では、障害者枠で転職・就職活動をしている方へ面接でのポイントや注意点などをお伝えします。
目次
障害者の就職・転職の面接回数は?
障害者枠での面接回数は、企業にもよりますが平均して2〜3回程度です。
つまり二次面接や三次面接まであるところが多いというわけですね。
それではそれぞれの面接は、どう違うのでしょうか。
一例としてご紹介いたしますね。
一次面接/採用担当者、人事担当者
まず、あなたの人柄や希望する条件、どのような障害を持っているか(配慮が必要かあるかを確認したうえで、マッチングしそうな部署や業務を考えます。
ここでは会社についてというより、あなた自身がどういった人なのかを、おおざっぱに見る場合が多いです。
二次面接/人事担当者、部署の担当者
具体的な業務内容の説明と、それぞれの業務に必要なスキルをもっているか確認します。
つまり「この人はうちの会社で働けるだろうか」「何をしてもらうと、一番続けてくれるだろう」というのを見ています。
三次面接/部署の担当者、直属の上司
三次面接に関しても、二次面接と基本的には同じです。
ただし面接をしてくださる方の役職が上がります。
会社によっては試験を行う場合もある
また、面接以外にも、筆記もしくはWebで試験を行う場合があります。
言語、数学、一般常識、適性試験などが一般的です。
もし試験がある会社を受ける場合は、書店で試験の対策教本が販売されているので参考にしてみてください。
面接で緊張しないコツや、面接を受けるうえでの注意点は?
面接で緊張しないコツは、
- 事前に入念に起業を下調べして、また面接対策を人に見てもらったりして、自分に自信をつけること
- 「落ちても次がある」と思うこと
この2つが大事です。
人が緊張する理由は基本的には「失敗するとどうしよう」という気持ちなので、何十回でもシミュレーションしておけば、(これならうまくいくだろう)と緊張しにくくなりますよ。
そのために、無料で利用できる障害者就職支援サービスなども、積極的に使っていきましょう!
ちなみに:面接を受ける際の服装は?
基本的にスーツが好ましいです。
もしスーツがない場合は襟付きのシャツなどを着用するなどして清潔感のある服装で、身だしなみを整えて面接に挑みましょう。
面接での自己紹介は何を話せばいい?簡単なテンプレートは…
それではここから、具体的な面接対策を考えていきましょう!
まず自己紹介で何を話していいかわからない…という声をよく聞きますが、実はポイントを押さえておけばとても簡単です。
テンプレートとともに例文をあげますので参考にしてみてください。
まずは以下の4点を基準に自己紹介を組み立ててみましょう。
- 名前
- 職務経歴
- 前職で自分が頑張ったこと
- 志望動機
<例文>
○○と申します。よろしくお願いいたします。
株式会社○○に新卒入社して○年、事務職に従事してきました。
業務内容は8人の営業担当のアシスタント役を一人で担っていました。
ときに同じタイミングで複数の業務を依頼されることもありました。
同時にたくさんの処理をすることはできないので、優先順位を決めていかに、無駄な時間を作らず効率よくできるか考えながらタスクをこなしていました。
御社では、事務がいかに効率よくサポートできるか要だと認識しています。
少しでも効率よく複数の依頼を受けられるように、前職で培ったタスク管理能力を活かしていきたいと考えています。
無理して難しい言葉を使わなくても大丈夫です。
早口にならず落ち着いて話せるように意識しましょう。
志望動機が特に思いつかない…どうすればいい?
面接で必ず聞かれるのが志望動機です。
- 「この会社なら自分の障害と付き合いながらはたらくことができそう」
- 「この会社で○○してみたい!」
など漠然と思っていても実際に言葉にするのはむずかしいと思います。
志望動機を組み立てるコツをお伝えするのでチェックしてみてください。
まずは応募する会社についてもっと知ろう
まず応募する会社のホームページや求人内容をしっかり見ることからはじめましょう。
そこから自分が働いている姿を想像するとこんなところが魅力的だな、はたらきやすそうだななど感じる部分をピックアップしてみましょう。
志望動機を組み立ててみよう
会社に対する魅力を確認したところで、組み立て方のポイントを3つお伝えします。
1:興味をもったきっかけ
製品・サービスについて、どのような興味をもったか
2:会社に対する自分の想い
ホームページで会社理念などをみて共感したことや企業知識など
3:この会社でやりたいこと、できること
自分が今後チャレンジしていきたいことや今までの経験で活かせること
<例文>
私は(1)をきっかけに○○の業界に興味をもっております。
その中でも御社は(3)が魅力的で共感できます。
私は前職で○○に携わっており、その中で培った(3)を○○の業務で活かしたいと考えています。
そして、(3)をしてみたいと感じ、志望いたしました。
志望動機に苦手意識を持ってる人も多いですが、難しく考えず素直に感じたことを伝えることが大切です。
とはいえ、応募する会社についての企業知識や企業理解が乏しいとマイナスイメージになってしまうので最低限の下調べはしておきましょう。
障害者の方の面接で、よく聞かれることは?
面接でよく質問されることをピックアップしました。
一般的な就職・転職の面接で聞かれる質問は割愛します。
1:持っている障害について教えてください
障害について説明するときはに過去・現在・未来の3ブロックに分けて伝えると分かりやすいです。
- 過去:いつから発症しているか、発症した経緯、診断名など
- 現在:具体的な状態(症状固定、通院している、服薬しているなど)
- 未来:今後どのような経緯が予想されているか、医師の見解など
2:どんな配慮が必要ですか?
配慮といっても何から伝えていいのかわからない方も多いかと思いますが、今までを振り返り不便に感じたことや困ったことを伝えてみましょう。
こちらはソフト面・ハード面に分けて考えると分かりやすくなります。
- ソフト面:通院や休憩のタイミング、作業など周囲の理解や協力が必要なこと
- ハード面:バリアフリーの設備など社内環境や設備に関すること
3:応募した職種の業務は、問題なくできそうですか?
応募した職種が身体や精神的に負担を感じることなくできるかを重要視されます。
また募集要項だけではわからない細かい業務内容などを確認してくれます。
4:現職(前職)の退職理由について教えてください
退職の理由は、ネガティブな内容だとしても前向きに伝えることで印象はぐっと変わります。
ですから、例えば人間関係が理由で退職したとしてもネガティブな表現は避けた方が無難です。
例えば、「新しい環境で○○にチャレンジしたいと思い退職を決めました」など志望動機に繋がる伝え方をすると好印象です。
障害に関することが理由で退職した場合、伝えてしまうと不利になってしまうのではないかと心配している人も多いですが隠さず話しましょう。
きちんと話すことで、会社側もどのように配慮すればいいか考えてくれるきっかけになります。
空白期間はどうすればいい?
また退職してからの働いていない期間がある場合、どうやって説明すればいいかという相談もよく受けます。
そういう場合にも、
- 体調不良で退職したので体調を整えることに専念していました。現在は体調も戻り、月に1回通院をしています。
- 次に勤める会社は長く働きたいので慎重に就職活動を行っていました。
- 希望する○○の業務には○○の資格を取得するとよりお役に立てると感じたので就職活動を行いながら資格取得のために勉強もしていました。
など前向きな理由を添えると好印象です。
ちなみに:障害者が面接で落とされてしまう理由は?
それでは次に、障害者の方に多い「面接に落ちる理由」についてご紹介します。
対人能力が極度に低い
極度に対人能力が低い場合、残念ながら不採用になることがあります。
確かに人と接する機会が少ない仕事はありますが、それにしてもスタッフ同士でのやり取りは必要になりますからね。
もし障害が原因で極度に対人能力が低くなってしまっている場合には、先に治療をすすめたほうが良いかもしれません。
もっとも、面接で緊張するくらいであれば問題ありません。
希望している業務に障害の特性上、支障がある
会社も採用をして迎えるのであれば、少しでも働きやすい環境で長くはたらいてもらいたいと思っています。
例えば、ストレスのかかる環境が苦手な人に時間に追われる忙しい部署は負担がかかりますよね。
せっかく入社しても体調を崩してしまっては本末転倒になるので、会社側も慎重に判断します。
好きな仕事&障害があってもできる仕事というのが、採用のポイントになります。
企業分析をしっかりしていない
企業分析に時間を使うのはなんだかもったいない気もしますよね。
合格するかどうかわからないのに、かなり細かい部分まで調べるなんて…と。
でも私の周りの人を見ていても、企業分析をしっかりしている人の方が、圧倒的に数社受けるだけでパパッと内定を取っています。
「何となくどこにでも使える答えを用意して…」ではなくて、面倒でも一つの企業について細かく調べてみてください。
ちなみに:無料で障害者の方専用で、面接対策をしてもらえる!
あなたは、転職エージェントというものをご存知ですか?
これは就職や転職をしたい方を様々な形でサポートしてくれるサービスなのですが、実は「障害者専用」のものもあります。
その名はズバリ、アットジーピーと言います(公式サイトはこちら)。
ここでは、基本的な面接対策から模擬面接、過去に応募者が何を聞かれたかまで教えてもらえます。
ちなみにどうして無料なのかというと、企業が良い障害者を獲得するために求人をエージェントに依頼しているのですが、その際に”企業がアットジーピーに紹介代を払っている”からです。
なので私たちは一円もエージェントにお金を支払う必要がなく、また「お金を支払う余裕がある企業」「障害者の方をお金を払ってでも確保したい企業」のみが案件を出せるので、企業の質も高いですよ^^
それではアットジーピーが何をしてくれるのか、簡単にご紹介します。
各障害に、本当に合った仕事を見つけてくれる
障害の症状についてはよくわかっていても、自分の障害に向いている仕事って、実は意外とわかりにくいです。
「自分に向いてるかも!」と思った仕事が実は正反対なのに、「こんな自分に向いてる仕事でも十分にできないなんて…」と自分を責めてしまう人もいます。
そういうことが無いように、アットジーピーでは「同じ障害を持っている方が今、どんな職場で活躍しているか」を知っているので、あなたにピッタリな仕事を紹介してくれます。
もちろんあなたが第一に働きたい仕事を優先してくれるので、その点も心配しないでください^^
エージェントが代わりに応募してくれるので、楽ができる
働いてみたい仕事を見つけても、シュケジュール管理や書類の準備って少し面倒ですよね。
そういうややこしい作業も、エージェントがすべてまとめて管理してくれます。
私たちは、ただ「この仕事にチャレンジしたい」とアドバイザーに伝えて、後は電話やメールの指示に従うだけです。
メールでは「○○日に××の企業の面接があります。面接の内容は△△なので、準備しておいてください」と物が来ます。
私たちは指示に従っているだけで、知らない間に内定がとれちゃうわけですね。
書類作成、面接練習や対策のサポートしてくれるので、内定率が高い
就職で一番難しいのが、なんといっても面接や書類作成ですよね。
この記事でご紹介した面接の受け答えや履歴書の書き方、自己アピールや本人希望欄の書き方など、考えるのが難しいことってたくさんありますよね。
エージェントは沢山の就職に成功されている障害者の方を知っていますし、何より「募集している企業がどんな人材を欲しているか」というのも知っています。
なので「こういう風に書けば、企業のウケがいい」というアドバイスをしっかりしてくれます。
騒然とした「何を書けばいいんだろう」というのも、アドバイザーが上手く質問して引き出してくれるので、あなたはただ思っていることを答えればいいだけです。
自分では思いつかないような自己分析や面接の回答ができますよ。
ちなみに面接の本番前には、模擬面接もあります。
数をこなすと慣れてくるので、本番でも緊張しにくくなりますね。
面接に同行してくれるので、安心感がある
面接に同行してもらうことで、
- 本番で緊張しにくくなる
- 自分ではわからないようないい点を、代わりに紹介してくれる
というメリットがあります。
必ずついてきてもらうというわけでは無いので、うまく頼ってみてください^^
内定、就職後もサポートしてくれる
もちろん、内定をもらってサヨウナラではないです。
内定をもらったあとも、あなたが安心して働けるようにサポートします。
新しい企業で何か問題があれば相談に乗ってもらえますし、変な話、次の仕事を紹介してくれることもできます。
遠方の方でも、転職・就職活動をサポートしてもらえる
こういったサービスって、都会の方だけが対象のことも多いです。
ただ障害をお持ちの方の中には、都会まで出てくることが難しい方も多いです。
その点、転職・就職を機に上京したい、Uターン・Iターンしたいという方も、アットジーピーなら、電話・スカイプ(テレビ電話)による面談でサポートします。
アットジーピーは全国に幅広い企業とネットワークを持っているので今住んでいる地域以外のサポートも対応可能ですよ。
おわりに:使用者の感想は?
いかがでしたか?
就職活動で一番大事なのは面接なので、何回でも練習しておきましょう!
そしてぜひ、転職エージェントも使ってみてください。
どのみち無料なので、合わないと思えば以後は使わなくても大丈夫ですから。
でも私の周りの障害者の方は、「自分の考えや希望をエージェントに話していると、知らない間によくできた履歴書が出来ていて、面接も言われたとおりにしていたら、知らない間に内定をもらっていた」という方が本当に多いです。
よかったらアットジーピー、使ってみてくださいね。
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