障害者向けの求人には、学歴や資格が必要ないものがたくさんあります。
⇒無資格の障害者でも就職できる3つの求人をご紹介
ただし、やっぱり資格はないよりはあったほうが有利なのは間違いありませんし、資格以外にも有利な能力やスキルもあります。
簡単な資格でも障害者の就職や転職に有利なものはありますし、スキルや能力は意識したり練習さえすれば身につくものもあるので、この記事でご紹介しますね。
目次
障害者が転職・就職するのに有利な資格って?
まずは、資格についてご紹介します。
私たち障害者を雇用する企業というのは、障害について理解がある企業だったとしても、「どの程度の障害なのか」ということが理解されないことも多いです。
その結果やりがいのない軽作業ばかりをさせられたり、同僚にまるで子供のように扱われるという声もよく聞きます。
そんな時に資格を持っていると、「私はこれくらいのことができます」という証明なので、働くうえでとても楽になります。
1.秘書検定・ビジネス実務マナー検定
どちらの資格も、社会人としての最低限の常識を持っていることを示す資格です。
「社会人として常識があるか」というのは働く際にとても重要なことです。
仕事のスキルは教えることができますが、常識から教えるとなると、会社の負担も大きくなってしまうからです。
会社は障害者、健常者に関わらず、常識のある人を求めています。
障害者求人に「資格不問」と書かれていることは多いですが、この資格は持っておきたいものです。
2.パソコン系の資格:MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)・ITパスポート試験(国家資格)
事務職として働くためには、パソコンを使えることは大きなアピールになります。
エクセル・ワードは事務職には必須と言ってもよいでしょう。
パワーポイントもできればなおアピールになります。
自己申告で「パソコンが使える」と言っても、実際にどれくらいのスキルなのかは示しようがありません。
パソコン系の資格があれば、客観的に使えることをアピールできます。
障害者の就職に必要な資格として取り上げられることの多い資格です。
3.日商簿記
障害者枠の事務職の採用は経理事務が多いので、簿記は学んでおいて損はありません。
簿記の内容を理解しているほうが、事務仕事のミスも減ります。
また、難易度はそこそこ高いので、取得まで真面目に勉強したことが評価されるというメリットもあります。
障害者が転職するというのはなかなか大変ですが、日商簿記2級以上の資格を持っていれば、より良い待遇の会社への転職も望めます。
障害者が就職・転職する際に有利な能力・スキルって?
障害者の就職・転職で役に立つ能力(スキル)は、当たり前のようですがコミュニケーション能力です。
この能力、面接の場面でかなり役に立ちます。
企業としては、履歴書に書いてある資格で「どんなことができるか」はわかっても、「どんな人か」はわかりません。
そこでコミュニケーション能力で「私は普通に話せますし、会社で問題も起こしませんよ」というアピールができるんですね。
すると会社も安心して、あなたのことを雇うことができるんです。
内定だけじゃない!就職・転職した後も役に立つコミュニケーション能力
また、コミュニケーション能力の高い人は職場環境に馴染みやすいです。
その結果同僚や上司にも受け入れてもらえて、トラブルを起こすことなく、安心して仕事を任せてもらうことができますよ。
コミュニケーション能力は健常者の方でも持っていない人が多く、その場合はやっぱい会社になじめないことが多いです。
障害者の方の場合、会社も警戒していることが多いので、就職の際には非常に武器になるスキルになりますよ!
「休まずに会社に来る」というスキル?も大事
これはスキルや能力と言っていいのかはわかりませんが、障害者の就職や転職には、休まずに会社に来るということが非常に大事です。
というのも、身体障害者・知的障害者・精神障害者は体調の波が健常者に比べて激しいので、どうしても会社を休みがち…というのが企業の考えになっています。
当然、会社に来てくれないと他の働いている人の迷惑になりますよね。
自分が休んだ日の仕事を他の誰かがカバーしなければならないからです。
そうすると「あの人は休んでばかりで困る」と他の人の不満につながり、人間関係もギクシャクしてしまいます。
とはいっても、毎日出社するのが難しい人もいますよね。
そういった方は、面接の際にしっかり通院の頻度や、朝が弱い、月に○日は具合が悪くなる等、あらかじめ伝えておいたほうが良いです。
障害に理解のある会社なら、むしろ「あらかじめ教えてくれてありがたい」って思いますよ。
もし毎日出社出来るなら、それをしっかり伝えよう
そしてもし毎日問題なく出社できるなら、それを面接で伝えるべきです。
「私の障害は○○なので、毎日問題なく働けます」など。
それだけで会社は障害者にありがちなイメージを払しょくできますし、安心してあなたを雇うことができますから。
面接でのコミュニケーションの練習は、アットジーピーで無料でしてもらえる
障害者の方の自己応募での面接通過率、いくらか知っていますか?
なんと、たった3%です。
そして障害者就職・転職支援サービスを利用した際の面接通過率は、なんと75%。
これくらい、私たち障害者の「あたりまえ」と企業の「あたりまえ」には溝があるんです。
障害者の就職・転職支援サービス「アットジーピー」は、どれだけ使っても無料です!
企業分析を手伝ってくれたり、模擬面接をしてくれるので、ぜひ使ってみてくださいね。
彼らのアドバイスは私たちがこれまで考えもしなかったことですし、本番の面接の時も、嘘のように面接官との会話が弾むようになります。
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