こんにちは!
今日は2019年に始まったばかりの就労移行支援サービス、ミラトレについてご紹介します。
目次
■ミラトレってどんな障害者就職支援サービス?
ミラトレは就労移行支援サービスを提供している障害福祉サービスで、就職に必要な力をつけるためのトレーニング施設です。
就労意欲のある65歳未満の方であれば、誰でも次のようなサービスを受けることができます。
個別支援計画の作成 |
希望や課題を相談しながら今後の目標や計画を作成 |
健康や日常生活の管理 |
就職に必要な体力や生活リズム、金銭管理能力の向上 |
コミュニケーション力の向上 |
感情コントロール法・報連相の徹底(疑似就労あり) |
ビジネススキルの向上 |
身だしなみや基本的なマナー(事業所外の実習あり) |
実践的トレーニング |
本当の職場を意識した環境や実習 |
就職支援 |
応募書類や面接の指導、企業での実習体験 |
就職後の定着支援 |
働きやすい環境を整える(定期的な面談あり) |
コミュニティー参加 |
OBやOGの体験談・卒業生同士の交流 |
特にミラトレで力を入れているのが、一人ひとりの能力や課題を考慮しながら、職場定着も視野に入れたスキルアップを実現することです。
パーソルグループが総合人材サービスで培った、人材ビジネスにおけるノウハウ・障害者雇用に関する専門知識を駆使した結果、着実に実績を上げることに成功しています。
- 通所期間:約80%の利用者が半年未満から1年半未満
- 就職率:85%(平成30年度社会福祉施設等調査)
- 就職後の定着率:90%
- 満足度:約9割の利用者が「満足」と回答
就労移行支援事業所の通所期間は原則2年までですが、ミラトレで早期に目標を実現できれば早期に1年以内の卒業も可能です。
また、就職率は全国平均は53%に対して、ミラトレは85%で全国平均を大きく上回る高い実績です。
利用者全員に近い割合で就職を実現できている事業所なので、これから利用を考えている方も就職を実現できる可能性は高いです。
■ミラトレはどんな障害の方が利用できる?
ミラトレは65歳未満の一般企業への就職を希望する方で、次のようなの障害に該当する方が利用できます。
- 精神障害(うつ病や統合失調症、不安神経症などを含む)
- 発達障害
- 知的障害
- 身体障害
- 難病(障害者総合支援法の対象疾病)
先に「65歳未満」と述べましたが、以下の条件を全てクリアしていれば、サービスの利用を継続できます。
- 65歳になる前に5年間障害福祉サービスの支給決定を受けていた
- 65歳になる前日に就労移行支援の支給決定を受けていた
また、学生さんやアルバイト中の方などは、利用対象にならない場合もあり得るので、念のため役所の窓口で相談しましょう。
■ミラトレを利用する上で障害者手帳は必要?
ミラトレを利用する上で、障害者手帳は絶対に必要と言う訳ではありません。
- 医師の診断がある
- 定期的に通院している
上記に該当する方は障害者手帳がなくても、障害福祉サービスの申請ができる場合があります。
障害者手帳のない方で利用を希望している方は、ミラトレか役所に確認してみましょう。
■ミラトレの登録者数は?
ミラトレの登録者数は不明ですが、大体どの事業所も定員が20名になっています。
実績の高い事業所だと半年で5人以上、1年にして10人以上の就職者を出しているくらいです。
こういう事業所なら人気があるでしょうし、定員の20名に近い人数の登録者がいるものと考えられます。
■ミラトレの対応地域は?
ミラトレは首都圏を中心に就労移行支援サービスを提供しているのですが、実は大阪・愛知・兵庫にも事業所があります。
- 東京都
・上野 ・大井町 ・三鷹
- 神奈川県
・川崎 ・横浜 ・横浜関内 ・藤沢
- 千葉県
・新松戸
- 埼玉県
・さいたま ・川口(発達障害専門) ・川越
- 大阪府
・梅田
- 愛知
・名古屋 ・金山
- 兵庫
・尼崎
- 業種
- 職種
上記の5都道府県にミラトレの事業所があり、埼玉県にある川口の事業所だけ、名前が「ジョブセンター」で発達障害専門になっています。
また、神奈川県の藤沢、千葉県の新松戸にあるミラトレは、難病を対象としていないのでご注意ください。
■ミラトレの求人数・求人の内容は?(どんな仕事がある?)
ミラトレはパーソルダイバースが運営している事業所で、就職準備力を身につけるためのトレーニングを受ける場所です。
実は、就職・転職支援サービス「dodaチャレンジ」も、ミラトレと同じパーソルダイバースが運営しています。
なので、dodaチャレンジと連携した求人紹介を受けることもできるので、他の就労移行支援事業所よりも就職のチャンスは多いです。
ミラトレを利用した約80%の方が半年未満から1年半未満で卒業し、2年以内に次のような就職を実現しています。
・サービス ・医療や福祉 ・運輸や郵便 ・卸売や小売 ・学術研究や専門技術
・建設 ・公務 ・教育や学習支援 ・宿泊や飲食サービス ・情報通信 ・製造
・生活関連や娯楽 ・独立行政法人 ・不動産や物品賃貸
・事務 ・軽作業 ・サービス ・接客業 ・技術系 ・販売
ミラトレでコミュニケーションスキル・ビジネススキルを高めながら実践的トレーニングを積むことで、上記の業種・職種の就職を実現できる可能性が高まります。
■ミラトレの利用料金は?
ミラトレの就労移行支援は障害福祉サービスで、利用料金の自己負担額は厚生労働省によって定められています。
9割以上の方が自己負担なしで利用しているものの、前年度の収入によって負担額の上限が変わります。
生活保護受給世帯 |
0円 |
市区町村民税非課税世帯 |
0円 |
前年の世帯収入が約300~600万円 |
9,300円 |
前年の収入が約600万円以上 |
37,200円 |
ちなみに、20歳以上の入所施設利用者・グループホームなどの利用者は、市町村民税課税世帯に該当する場合、利用料金が上限37,200円になります。
また、ミラトレまで通う交通費は基本的に自己負担ですが、自治体によっては一定の条件を満たしている方に助成金を出しているところもあります。
気になる方は役所で利用料金、交通費の助成の有無などを確認してみましょう。
■ミラトレの利用の流れは?
- 見学の申し込み・資料の請求(電話やWEBで近くの事業所に連絡)
- 事業所見学・トレーニング体験
- 役所で障害福祉サービス受給者証を申請(その間に支援員が個別支援計画を作成)
- 受給者証の交付後に利用契約(事業所に障害者手帳・印鑑などを持参)
- 個別支援計画に従ってトレーニング開始
ミラトレでは利用契約を結ぶ前に、実際に事業所を訪問してトレーニングを体験する機会があります。
1日目 |
事業所の雰囲気に慣れる |
2日目 |
どんな人が通っているか、どんなプログラムかをチェックする |
3日目 |
これから毎日通えそうかを、アクセス・雰囲気で判断する |
ミラトレの体験利用は3日間できるようになっているので、自宅から楽に通えそうか、支援員との相性は良いかなどを基準に利用を検討しましょう。
■ミラトレの面談・面接・カウンセリングの内容は?
ミラトレでは利用前はもちろん、利用中にも定期的に面談・面接・カウンセリングを行います。
- 就職に関する希望
- 体調や生活状況
- 目標や課題
このような情報をヒアリングして、無理なくトレーニングができるよう、支援員が個別支援計画を作成してくれます。
就職活動の際には履歴書や職務経歴書の作成、模擬面接や面接同行などのサポートもあります。
さらに、就職後は安定した勤務ができるよう、定期的に面談の機会を設けて定着フォローも受けられます。
■ミラトレのセミナーの内容は?
ミラトレでは定期的に次のようなセミナーを行っていて、目的に合わせて参加することができます。
- 個別アドバイス付き GATB無料受検会
- メンタルケア講座
- 人事の本音がわかる 面接準備セミナー
GATBは「厚生労働省編一般職業適性検査」で、代表的な9つの敵性能を測定するための適性検査です。
自分の得意・不得意を把握して、適性に合った職業選びの参考になりますし、受検~個別アドバイスまで無料で受けられます。
メンタルケア講座は臨床心理士が担当し、少人数のグループワーク・個人ワークを楽しみながら学べます。
社会人になる前に自分の考え方の癖を見直して、感情コントロールの方法を身につけられます。
面接準備セミナーでは、面接官が見ていること・面接官にアピールすべきことなど、面接対策のポイントを教えてくれます。
以上が、就労移行支援ミラトレのご紹介でした!
公式サイト:https://mirai-training.jp/
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